フランスアンティークのリネンスモック。

このタイプのドレスには、様々な用途で作られたものがありますが、こちらは農作業時用かなと勝手に想像しています。A,Bに比べると、全体的にベージュが濃いめで、さらに蜜が詰まった細かいリネンです。

この時代ならではの直線縫いの作りに、最低限のギャザーや刺繍、手縫いされた小さなボーンボタン、裁ち切り処理のままの肩口や裾、袖口の折り返し。

一見簡素な作りですが、目の詰まった厚みのあるしっかりとしたホームスパンのリネンで作られていて、程よい重さと頑丈さ。庭作業や料理などの時に、エプロンやスモック代わりに、ざっくりと被ってお使い頂くのが一番この服の理想かなと思います。

おそらく未使用ですが、古いリネン特有のネップやヨゴレ、後ろ身頃に保存時についたと思われる折り目のヨゴレあり。