1930年代に製造されていたドイツ、 FEUERHANDのオイルランタン、No.375。
タンクにSUPERFLAMのエンボスがあるものはフランス輸出用。
現行品で用いられているのと同じ、コールドブラスト方式が採用され、燃焼時間が飛躍的に伸びたモデルになります。
だいぶ以前に黒い耐熱ペンキでリペイントされているようで、ややマットな質感になっています。
ホヤガラスは Nr.1275と書かれたドイツ製のオリジナルで、火を灯すとクリアにロゴが浮かび上がります。
年月を重ねたからこその雰囲気を損なわない様、最低限のお手入れに留めました。
シリンダーハンドルの切り欠き部のひっかかりが弱く、固定できないので、火を灯す時はハンドルを押さえたままにしてあげる必要があります。
また本来12mm芯が最適かと思いますが、芯の引っかかりが10mm芯の方がスムーズだったため、取り替えています。
トップリング部分に破損あり。
古いものになりますので、現行品ほどの光量はありませんが、オリジナルのホヤに浮かび上がるエンボスはかわいらしく、いつまでも見ていられる灯りです。
パラフィンオイルを使用しての漏れ、点灯チェック済み。
各部動作一通り確認済み。
芯は使いかけのものと、予備を付属します。
パラフィンオイルは抜いた状態でお届けしますが、タンク内には残りますのでご了承ください。
経年の雰囲気を残すため、防錆加工などもしておりません。
錆が気になってきた時は、手持ちのオイルを塗ってあげると良い雰囲気が保てます。
また古いものならではの動きの鈍さなど、現行品のようにスムーズにいかない場合ございますので、古いものとのお付き合いに慣れていらっしゃる方へお勧めします。